出張先での雑記帖



リトアニア共和国
Lietuvos Respublika


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2016年 8月 17日(水) Vilnius(Lietuva)

初めてのリトアニア(ヴィリニュス)です。


バルト海の東部に位置するリトアニアは、国土の98%が農地と森林に覆われた、
大小合わせ約4000の湖を有する「森と湖の国」として知られるバルト3国の一つです。
「小さなローマ」とも呼ばれるほど美しい首都、
ヴィリニュスの旧市街には数多くの教会が集まり、
シャウレイの北12キロにはリトアニア最大の巡礼地「十字架の丘」があります。
また、リトアニアは第二次世界大戦中、「日本のシンドラー」と呼ばれる外交官の杉原千畝が、
ユダヤ人救出のための「命のビザ」を発給した国としても知られています。
常に勇気と誇りをもって困難に立ち向かい、
旧ソ連時代からも「奇跡の独立」を果たしたリトアニア。


ヴィリニュス



リトアニア南東部にあるヴィリニュスの歴史は、
リトアニア大公国の王であったミンダウカスの居城が造られた13世紀にまで遡ります。
1316年、ゲディミナス大公の命により、このネリス川沿いに新都が築かれました。
バルト3国の中で唯一海に面していない首都ですが、
これは数世紀に渡り国境が幾度も変わったことと深くかかわっています。
タリンやリガのようなハンザ同盟風の雰囲気を全く感じさせないこのヴィリニュスは、
旧市街としてはヨーロッパ最大を誇り、迷路のように入組んだ町には
ゴシック、ルネッサンス、そしてバロック様式の建造物が多く残されています。
また、「夜明けの門」は数少ない現存する城門の一つです。
このヴィリニュスの旧市街は「歴史地区」として、
1994年に世界ユネスコ文化遺産に登録されました。




久しぶりにリフレッシュできました!



Gates of Dawn
1503年から1522年の間に建てられた城壁
にあった5つの門のうち、現存する唯一の門
夜明けの門


聖母 「イコン」

Gediminas' Tower
14世紀、大公ゲディミナスがトラカイから
ヴィリニュスに遷都した際に、
城が築かれた場所



Hill of Three Crosses
旧市街東側にある丘
十字架はスターリンによって破壊されましたが、
1989年に再建。
3つの十字架の丘から
ヴィリニュスの街が一望できます


Gynybines Sienos Basteja
17世紀初めに、町の東側の要として作られた
発砲用の円形城塞



Vilnius Cathedral
1251年、十字軍の弾圧から逃れるため、
ミンダウガス王がキリスト教を受け入れて
最初に建造した主教座教会



Vilniaus Katedros Varpine
高さ53mの鐘楼は、
ヴィリニュスの旧市街で最も古く、
最も高い塔です。


Vilnius University
16世紀宗教改革に対抗して招聘された
イエズス会が設立した学校で、
1579年に大学へと改編



フレスコ画 「四季」 と 19世紀の古書室

St. Peter and St. Paul's Church
ロシアからの解放を記念して
17世紀後半に建造された、
ヴィリニュスを代表するバロック様式の建築物



St. Anne's Church
15世紀末に建造された
ゴシックの秀作といわれている建造物
フランボワイアン式の華やかな
ファサードを持つ、この赤レンガ造りの教会は、
その美しさからナポレオンが持ち帰りたがった、
という逸話も残されています。

写真左 :聖アンナ教会
写真右 :ベルナルディン教会

St. Bernardine Church
聖アンナ教会の裏手にある16世紀建造の教会
ゴシック様式とバロック様式がうまく溶け込んだ
この建造物は「炎の教会」とも呼ばれ、
北側の壁面は16世紀のフレスコ壁画
で覆われています。


St. Dvasios Cerkve
バロック様式で作られたロシア正教教会
1300年代に殉職した3人の聖人の遺体が保存
されていて、祭日ごとに着替えるそうです・


Lietuvos Nacionalinis Dramos Teatras
国立ドラマ劇場で、黄金のマスクを付けた
3人のミューズ像
ドラマ、悲劇、喜劇を表しているそうです


Uzupis District
旧市街に流れるヴィリニャ川の向こう岸
に広がるエリア(ウジュピス地区)



ウジュピスの人魚像
(見つけると幸せになるそうです!)